パタヤの物価と旅行費用|食事・交通・ホテルから予算を組む

パタヤ旅行の現地予算は、2人1室なら1人1日あたり約1,500バーツから組めます。ホテルや有料観光を標準的に入れる計算例は約3,500バーツ、ホテルと食事、移動の快適さを重視するなら約7,000バーツです。

ただし、この3つは「現在の平均価格」ではなく、旅行計画を始めるための予算モデルです。実際はホテルの宿泊日、食事の選び方、市内移動の回数、有料施設へ行く日数で大きく変わります。

大切なのは、すべての金額を一緒にしないことです。食事と入場券は「1人」、ホテルは「1室1泊」、配車は「1台」、乗合交通は「1人1回」で数えます。この記事では短期旅行だけを対象にし、移住費、家賃、不動産、月単位の生活費は扱いません。

目次

タイバーツと、旅行費用の数え方

タイの通貨はバーツ(THB)です。円換算は、その時点のレートを決めてから全項目へ同じ数字を使います。

2026年9月にタイ中央銀行が公表した商業銀行のJPY中値は、100円=21.5056バーツでした。逆算すると、1バーツは約4.65円です。たとえば500バーツは約2,325円、1,000バーツは約4,650円になります。

計算式は次のとおりです。

バーツ額 × 4.65 = 円換算の参考額

この中値は、旅行者が両替所やカードで実際に受け取るレートではありません。手数料や両替時の売買差もあるため、予算表では1バーツ=5円として計算すると余白を作れます。最新の公表値はタイ中央銀行の為替統計で確認できます。

また、旅行費用の範囲も最初に決めます。この記事の1日予算に含めるのは、パタヤでのホテル、食事・飲み物、市内交通、観光、少額の雑費です。日本からタイまでの航空券、旅行保険、通信、バンコクとパタヤ間の都市間移動、買い物は別枠にします。

旅行総額は次の式で考えると、航空券込みと現地費用だけの話が混ざりません。

旅行総額 = 航空券 + 保険・通信 + 都市間移動 + パタヤ滞在費 + 買い物 + 予備費

食事・移動・ホテルの目安を同じ条件で見る

パタヤの値段は、同じ「食事」「移動」「ホテル」でも条件が違います。安い例だけを集めるのではなく、数量、人数、税・サービス料、予約条件までそろえて比較してください。

予算へ入れる前の確認表は次のとおりです。

費目 数える単位 予約・注文前に確認すること
食事 1食・1人 飲み物、税、サービス料、セット内容
乗合交通 1回・1人 乗車区間、通常運行か貸切か
タクシー・配車 1台・片道 高速代、需要加算、車種、荷物
ホテル 1室・1泊 宿泊人数、税、朝食、返金条件、デポジット
観光 1人・1回 大人・子ども区分、時間帯、含まれる体験

食事と飲み物は1食・1人で揃える

短期旅行の食費は、朝・昼・夜を一つの「1日相場」にせず、1食ずつ積み上げる方が現実的です。朝食付きホテルなら朝を0バーツとして重複計上せず、昼と夜、飲み物だけを入れます。

価格例は、その条件と確認時点をセットで扱います。

  • Central PattayaのFood Parkで食べたカオマンガイ:訪問時65バーツ。現在価格ではなく実食時の参考値
  • KFC Thailand公式メニュー掲載の「Wow Value Set 169」:169バーツ。店舗・受取方法・販売期間で変わる可能性あり
  • ビーチクラブやホテルレストラン:メニュー表示に税・サービス料が含まれるかを会計前に確認

現在の購入額と予算枠を混同しないため、2026年9月に公式ページで確認できた例を、単位と条件付きで並べます。

カテゴリー 公式ページで確認した価格例 単位・条件 予算モデルへの入れ方
食事(チェーン) KFC「Wow Value Set 169」:169バーツ 1セット。販売店舗、受取方法、セット内容は地点設定後の注文画面で再確認 1人分なら食事枠へ169バーツを計上
飲料(小売) Big C OnlineのCrystal飲料水:600ml 1本6バーツ オンライン掲載価格。店舗在庫、配送先、販促で変動 水を食事代に含めない場合は飲み物枠へ本数分を計上
マッサージ Health LandのTraditional Thai Massage:120分700バーツ 1人・1回。公式予約案内では表示価格はVAT込み。パタヤ店での取扱枠と空席を予約時に確認 食費ではなく観光・体験枠へ700バーツを計上
ホテルの食事 Mövenpick Na Jomtienの土曜ディナービュッフェ:大人1,490バーツ net 1人。土曜18:00〜21:00。7〜12歳745バーツ net、6歳未満無料。公式表では6歳ちょうどの区分が示されていないため予約時に確認 体験重視日の食事枠へ1人分を計上
宿泊 Mövenpick Na Jomtien「Beach Bonus」:Deluxe Sea View 1室1泊4,599バーツ net 2026年9月1〜30日のうち日〜金曜。大人2人・12歳未満の子ども2人の朝食、1室1泊1,000バーツの飲食クレジット等を含む。土曜除外・空室条件あり 2人利用なら宿泊配分は1人2,299.5バーツ。食事クレジットは実際に使った費目と二重計上しない

これらはパタヤ全体の平均価格ではなく、確認日の公式販売例です。169バーツの食事、700バーツの施術、4,599バーツの客室を同じ単位で平均せず、1人・1回・1室1泊へ分けてモデルへ入れてください。限定商品や期間商品は、旅行日の注文・予約画面に表示される最終総額へ差し替えます。

このように、フードコートの過去の実食価格と、2026年9月時点の公式チェーンメニューを同じ「現在の相場」として平均しないことが重要です。店頭で60〜100バーツの一皿を見つけても、飲み物や追加料理を頼めば1食総額は上がります。予算表には、実際に注文する構成を入れてください。

1日の食費枠は、節約モデル450バーツ、標準モデル900バーツ、体験重視モデル2,000バーツとします。これは価格調査の平均ではなく、旅行者が使ってよい上限として置く金額です。予約したレストランの公式メニューが分かれば、その実額へ差し替えます。

市内交通は1人か1台かを分ける

ソンテウのような乗合交通は1人ごと、Grabなどの配車は1台ごとの料金です。2人で200バーツの車に乗れば1人100バーツですが、一人旅なら200バーツ全額を負担します。

市内交通の計算式は次のようになります。

乗合運賃 × 回数 × 人数 + 配車料金 × 台数 × 回数

配車料金は、距離、需要、時間帯、車種によって動くため、記事の固定相場より乗車直前のアプリ表示を使います。往路だけでなく復路も必要です。郊外の施設へ行く日は、帰りの車を確保できるか、待機を依頼する場合の追加料金も確認してください。

この記事のモデルでは、1日あたりの市内交通枠を節約100バーツ、標準300バーツ、体験重視800バーツとします。徒歩と乗合中心か、短距離配車を数回使うか、専用車を使うかで枠を調整してください。

バンコクとの都市間移動は別枠です。2026年9月時点のRRC公式運賃では、スワンナプーム空港―北パタヤが片道135バーツ、エカマイ―北パタヤが片道144バーツです。空港送迎やタクシーを選ぶ場合は、このバス代ではなく予約画面の総額へ置き換えます。

宿泊と観光は含まれる料金を揃える

ホテル代は通常「1室1泊」です。2人1室3泊で、税・サービス料込み総額が9,000バーツなら、1人1泊は1,500バーツになります。

9,000バーツ ÷ 2人 ÷ 3泊 = 1人1泊1,500バーツ

同じホテルでも平日・週末、イベント日、部屋タイプ、朝食、キャンセル可否で料金が変わります。比較するときは、同じ宿泊日、同じ人数、同じ部屋数、同じ食事条件、同じ返金条件で検索し、最後の決済画面に出る税・サービス料込み総額を使ってください。検索一覧の「〜円から」だけでは予算を確定できません。

後述のモデルでは、予約上限として1室1泊1,500バーツ、3,000バーツ、6,000バーツを仮置きします。これはホテル相場の断定ではありません。自分の旅行日で取得した公式予約の総額へ差し替えるための入力欄です。

観光費は1人単位で足します。たとえばサンクチュアリー・オブ・トゥルースの公式料金は、2026年9月時点で昼の大人500バーツ、夜の大人700バーツです。1日に有料施設を2か所入れるなら2件分、無料の街歩きやビーチ中心の日は0バーツとして計算します。

節約・標準・体験重視の1日予算を組む

次の表は、2人1室を前提にした1人1日分のモデルです。ホテル額は予約上限、食費・交通・雑費は支出枠です。航空券、保険、通信、都市間移動、買い物は含みません。

1人1日あたり 節約 標準 体験重視
ホテル配分 750バーツ 1,500バーツ 3,000バーツ
食事・飲み物 450バーツ 900バーツ 2,000バーツ
市内交通 100バーツ 300バーツ 800バーツ
観光・体験 0バーツ 500バーツ 700バーツ
雑費 200バーツ 300バーツ 500バーツ
合計 1,500バーツ 3,500バーツ 7,000バーツ
1バーツ=4.65円の参考換算 約6,975円 約16,275円 約32,550円

節約モデルは、2人で1,500バーツの部屋、手頃な食事、徒歩や乗合交通、無料のビーチや街歩きを組み合わせる想定です。一人旅で同じ部屋を使うと、ホテル配分は750バーツではなく1,500バーツになります。

標準モデルは、2人で3,000バーツの部屋、1日900バーツの食費、市内交通300バーツ、有料観光500バーツを置いています。有料施設へ行かない日は観光費を翌日の体験へ回せます。

体験重視モデルは、ホテル、レストラン、車移動、夜料金の施設などへ使う日です。7,000バーツを毎日使う必要はありません。

同じ旅行でも、海や街歩き中心の日と、有料施設や遠方へ行く日では使う額が違います。毎日同額にするより、「安く過ごす日」「使う日」を分け、旅行全体で平均を取るほうが予算オーバーを防ぎやすくなります。 詳しくはパタヤ観光をご覧ください。

泊数・人数で総額が変わるところ

総額は、すべてを人数倍・日数倍にすればよいわけではありません。食事や1人券は人数で増えますが、ホテルは必要室数、車は必要台数で増えます。宿泊費は「旅行日数」ではなく泊数で数える点にも注意します。

2人・3泊4日を例に、次の条件で計算します。

  • ホテル:3,000バーツ×1室×3泊
  • 食事:900バーツ×2人×4日
  • 乗合中心の市内交通:200バーツ×2人×4日
  • 配車:250バーツ×1台×2回
  • 有料観光:500バーツ×2人×1回
  • 雑費:300バーツ×2人×4日
費目 計算 2人分
ホテル 3,000×3泊 9,000バーツ
食事 900×2人×4日 7,200バーツ
乗合交通 200×2人×4日 1,600バーツ
配車 250×1台×2回 500バーツ
観光 500×2人×1回 1,000バーツ
雑費 300×2人×4日 2,400バーツ
小計 21,700バーツ
予備費10% 21,700×0.1 2,170バーツ
合計 23,870バーツ

1人あたりは11,935バーツ、1バーツ=4.65円なら約55,493円です。ここへ航空券、保険、通信、都市間移動、買い物を足します。なお、市内交通の200・250バーツは計算方法を示す仮置きで、実際の乗車時に確認した運賃へ置き換えてください。

一人旅ではホテルと配車を割れないため、1人あたりが上がります。3人以上では、1室の定員を超えて2室必要になったり、大型車が必要になったりすると、単純な人数割りより高くなります。

予備費は小計の10〜20%を目安として自分で設定します。返金不可の予約、深夜移動、天候で予定変更しやすい時期は多めに持たせると安心です。

現金を用意する量と、予算が足りないときの調整

旅行費用の全額を現金で持つ必要はありません。ホテルやオンライン予約をカードで先払いし、現地では乗合交通、屋台、小さな店、チップなどの小口支払いに使う分を現金で用意すると管理しやすくなります。

まず予約済みの支払いを予算表から分けます。

  1. ホテル・送迎・入場券など先払い済みの額を記録する
  2. 現地払いのホテル残額、デポジット、税を確認する
  3. 食費と小口交通の現金枠を日数分計算する
  4. 現金用の予備費を加える
  5. カードが使えない場合の代替手段を決める

現金が足りなくなりそうなら、ホテルや安全に関わる交通費を削らず、順番に調整します。有料観光を無料のビーチ・街歩きの日へ変更し、配車回数を減らし、予約していない高額な食事や買い物を後回しにします。

カード利用では、店頭表示の通貨、海外利用手数料、現地通貨建てか円建てかを確認します。利用通知を有効にし、同じ会計が二重に処理されていないかも見てください。現金とカードを別々に保管すれば、紛失時の支払い手段を残せます。

最終的には、予約時に確認した実額を「1人」「1室」「1台」の単位に戻して足し上げれば、人数や泊数が変わっても計算し直せます。相場の数字を暗記するより、この単位をそろえた予算表を1つ作っておくほうが、パタヤ旅行では使い回しが利きます。

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よくある質問

パタヤ旅行は1日いくら必要ですか?

2人1室の計算例では、節約1,500バーツ、標準3,500バーツ、体験重視7,000バーツを1人1日の出発点にできます。平均相場ではなく予算枠なので、旅行日のホテル総額や予約済み施設の料金へ差し替えてください。

3泊4日の現地予算はいくらですか?

本文の標準例では、2人分23,870バーツ、1人あたり11,935バーツです。航空券、保険、通信、バンコク―パタヤ移動、買い物は含みません。実際の予約額で再計算してください。

ホテル代は1人分ですか?

予約画面は通常1室単位で表示されます。税・サービス料込みの1室総額を泊数と宿泊人数で割り、1人1泊へ直します。定員を超えて2室必要になる場合は部屋数を増やします。

現金とカードはどちらを使えばいいですか?

ホテルやオンライン予約はカード、小口交通や小さな店は現金というように分けると管理しやすくなります。カードが使えるかは店舗ごとに異なるため、少額紙幣と予備の支払い手段を用意してください。

まとめ

パタヤの物価を旅行予算へ落とし込むときは、安い・高いという印象より単位が重要です。食事と観光は1人、ホテルは1室1泊、配車は1台、乗合交通は1人1回として足してください。

2人1室の1日予算モデルは、節約1,500バーツ、標準3,500バーツ、体験重視7,000バーツです。ホテル上限や食費枠を置いた計算例であり、現行相場の断定ではありません。旅行日を指定した公式予約の総額へ差し替え、さらに10〜20%の予備費を加えれば、人数や泊数が変わっても組み直せます。

円換算は同じ参照日・同じレートでそろえ、航空券込みか現地費用だけかも明記しましょう。これだけで、パタヤ旅行の費用はかなり見通しやすくなります。

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この記事を書いた人

タイ渡航歴15年以上。バンコクを中心に、ホテル、グルメ、観光、街歩きなどを実際の体験をもとに紹介しています。タイに行き始めた頃は分からないことばかりでした。その経験を活かし、「初めてタイへ行く人にも分かりやすく」を大切に記事を書いています。最近はタイ語も勉強中。タイスイーツ、パックブン、バミー、タイビールが好き。

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