パタヤからラン島へ|船・ビーチ・島内移動と日帰りの組み方

パタヤからラン島(ラーン島/Ko Lan)へ日帰りするなら、船の速さだけでなく、本土のバリハイ港へ着く時間、島側の到着港、行きたいビーチ、帰りの港と便を一続きで決めることが大切です。同じラン島行きでも、ナーバーン港に着く船とタワエン・ビーチ側へ着く船では、上陸後の移動が変わります。

2026年9月時点の乗合フェリーは、大人・子どもとも片道1人40バーツです。ただし、時刻、乗降場所、運休は海況や運航上の事情で変わり得ます。古いブログの表だけで出発せず、前日と当日に運航案内を見直してください。帰りは最終便ぴったりに合わせず、少なくとも一便前を第一候補にすると、渋滞や乗り場の取り違えに対応できます。

この記事では、パタヤ滞在中に自力で渡る人とツアーを使う人が、港から帰着まで迷わないための判断材料を整理します。パタヤ全体の観光案内、ホテルランキング、潜水資格の詳説、バンコク発一日旅程には広げません。

目次

ラン島日帰りを決める前に、港と滞在時間を確認

タイ国政府観光庁のラーン島公式案内では、島はパタヤ沖約7.5kmにあり、パタヤ・ビーチ南側のバリハイ桟橋からフェリーまたはスピードボートで約40分~1時間と案内されています。ターウェーン・ビーチ付近のシュノーケリング、西向きのサメー・ビーチなどが紹介されており、中心市街地の海とは違う一日を組めます。

日帰りを成立させる順序は次の通りです。

  1. ホテルからバリハイ港までの移動時間を見積もる
  2. フェリーかスピードボートかを選び、島側の到着港を確認する
  3. ビーチを1か所、余裕があれば2か所までに絞る
  4. 帰りに使う港と第一候補・予備の便を先に決める
  5. 帰着後のホテル移動や夜の予定に余白を残す
旅行条件 日帰りが組みやすい 宿泊を検討したい
島での目的 1つのビーチと食事に絞れる 夕景、朝の海、複数ビーチを急がず楽しみたい
荷物 水着と日帰り用品のみ 大きな荷物や撮影機材がある
船 朝から動き、早めの帰路を選べる 船の時間に追われたくない
同行者 暑さ・船・車移動に無理がない 小さな子どもや船酔いしやすい人と余裕を持ちたい

日帰りでも島のビーチをすべて巡る必要はありません。移動を増やすほど、車待ち、着替え、支払い、港への戻りに時間がかかります。滞在時間が短い日は到着港に近い場所へ絞り、海況が悪ければ本土の予定へ切り替えられるようにします。

バリハイ港から、どの船・どの到着港を選ぶか

選択肢は大きく、定時運航の乗合フェリーと、事業者ごとに条件が違うスピードボートです。乗船券を買う前に、船種、片道・往復、島側の到着場所、集合時刻、荷物条件を確認します。

比較軸 乗合フェリー スピードボート
料金 2026年9月時点で片道1人40バーツ(大人・子ども同額) 例:CTG乗合スピードボート往復は1人270バーツから(表示価格は日付・在庫で変動)
所要の目安 約40分~1時間 同商品は片道15~20分と案内。海況・待機・乗降は別
出発・到着 バリハイ港発。便ごとにナーバーン港またはタワエン・ビーチ桟橋 同商品はバリハイ港↔ナーバーン港。往復便の時刻を予約時に選択
向く人 料金を抑え、時刻に合わせて動ける 滞在時間を確保したい、人数が多い、送迎込みでまとめたい
注意 桟橋を長く歩くことがあり、便待ちが発生 料金単位、復路、保険、荷物、天候中止条件が事業者ごとに違う

乗合フェリーの運賃は、運航者が2026年6月19日に出した大人・子ども同額40バーツの案内に基づきます。スピードボートの具体例は、予約販売中のCTG公式スピードボート往復商品です。乗合、バリハイ港↔ナーバーン港、片道15~20分、往復1人270バーツからと表示されています。これは検索時の商品例で、価格、座席、出発時刻、無料取消締切は利用日ごとに申込画面で再確認してください。

スピードボートは「一人当たり」か「一艘当たり」かで意味が大きく変わります。必ず往復・片道の別、島側の港、乗合・貸切の別まで同じ画面で照合しましょう。

バリハイ港までの行き方と乗船前の動き

地図アプリでは「Bali Hai Pier」を目的地にし、船の出発時刻ではなく、チケット確認・桟橋移動を含む港到着時刻を決めます。市内道路から港入口まで近づけても、乗合車が希望する船の乗り場まで直行するとは限りません。最後に徒歩や別交通が残る前提で、出航30分以上前を目安に到着してください。

港へ着いたら、次の順で動きます。

  1. 当日の運航と行き先を案内板・窓口で確認する
  2. 「Na Ban」か「Tawaen」か、島側の到着港を確認する
  3. 正規のチケット購入場所と料金を確認し、客引きの説明だけで決めない
  4. 桟橋番号と乗船開始時刻を聞き、トイレや飲料購入を先に済ませる
  5. ライフジャケットと係員の指示に従い、船上で立ち歩かない

バリハイ港は大きく、到着してから船まで歩く時間が必要です。暑さや雨への対策をし、キャリーケースで日帰りするより、必要品を小さなバッグにまとめた方が移動しやすくなります。雨天や高波で欠航・変更が出た場合は、非公式な代替船へ急いで乗り換えず、運航者の案内を確認してください。

ナーバーン港とタワエン側の到着差

ナーバーン港(Na Ban Pier)は島東側の集落にあり、宿の送迎や島内乗合車へ接続して別のビーチへ向かう拠点として考えやすい港です。タワエン・ビーチ桟橋(Tawaen Beach Pier)は、タワエン・ビーチで過ごす人が島内移動を減らしやすい到着先です。

到着先 到着後の動き 選びやすい人
ナーバーン港 乗合車・バイクタクシー・宿送迎を確認して各ビーチへ移動 ビーチを選びたい、島に泊まる、宿の送迎が港発
タワエン・ビーチ桟橋 徒歩でタワエン側へ入り、必要なら島内交通へ乗り換える 最初からタワエンで過ごしたい、移動回数を減らしたい

行きと帰りを必ず同じ港にする必要があるかは、購入した券と運航条件によります。片道ずつ利用するなら、帰路に使う港の時刻を改めて確認します。「ラン島発」とだけ覚えず、ナーバーン港発かタワエン・ビーチ桟橋発かを地図へ保存してください。

宿泊する場合は、予約前に宿へ送迎対象の港と対応時間を確認します。ホテル名に「Koh Larn」とあっても、港から徒歩で無理なく着けるとは限りません。荷物がある人は送迎の予約要否も聞いておきましょう。

往復時刻表の読み方と、帰りの船の決め方

2026年9月時点の通常運航表は次の通りです。運航者は2026年6月初旬に乗降港を一時変更しましたが、6月7日から全航路を通常運航へ戻すとした告知を出しています。この「通常運航へ復帰」と、6月19日の運賃・切符販売案内を照合したもので、6月初旬の一時変更を恒久変更とは扱っていません。

時刻の後ろに示した到着・出発港までセットで確認してください。天候、桟橋状況、混雑により、運休、満席になり次第出航する運用、臨時便、乗降場所の一時変更があるため、この表は当日の運航を保証するものではありません。

方向 ナーバーン港系統 タワエン・ビーチ桟橋系統
バリハイ港 → ラン島 7:00、10:00、12:00、14:00、15:30、17:00、18:30 8:00、9:00、11:00、13:00
ラン島 → バリハイ港 6:30、7:30、9:30、12:00、14:00、15:30、16:00、17:00、18:00 13:00、14:00、15:00、16:00、17:00、18:00

帰りの決め方は、最終便から逆算するのではなく、次の順にします。

  • ホテルへ戻りたい時刻から、本土側の移動時間を引く
  • 船の所要時間と、島側の桟橋へ30分前に着く余裕を引く
  • ビーチから桟橋までの乗合車待ち・渋滞時間を引く
  • 算出した便を第一候補にし、その一つ後を予備便にする

悪天候が予想される日、週末やイベント日、小さな子ども連れは、さらに早い便を選びます。最終便を逃すと通常の旅客船がない時間帯に取り残される可能性があり、予定外の宿泊や高額な移動が必要になります。

島で過ごすビーチを絞る

ラン島のビーチは、写真だけで順位を付けるより、到着港からの移動、海で何をしたいか、帰りの港へ戻りやすいかで選びます。海の透明度、波、混雑、営業中の設備は日によって変わるため、どの浜も常に同じ状態とは限りません。

ビーチ 選ぶ主な理由 移動・帰路で確認すること
タワエン・ビーチ タワエン側の船なら上陸後の移動を減らせる。海遊びや食事を一か所でまとめやすい 帰りもタワエン側を使うか、ナーバーン港へ移るか
サメー・ビーチ 島西側で過ごし、景色と海辺の時間を取りたい ナーバーン港からの車と帰りの集合時刻
ティエン・ビーチ ひとつの浜で泳ぐ・休む時間を確保したい 車を降りた後の歩行区間、最終の戻り方
ヌアル・ビーチ 南側のビーチを目的地にして滞在したい 往復車の条件と帰港までの余裕
ターヤイ・ビーチ 北側の比較的小さな浜を目的にしたい 帰りの車を現地で確保できるか

タイ国政府観光庁は、タワエン・ビーチ付近の珊瑚とシュノーケリング、西向きのサメー・ビーチなどを紹介しています。ただし、珊瑚に立つ・触る・持ち帰る行為は避け、遊泳区画と船・マリン遊具の動線を分けてください。旗や遊泳規制が出ていれば海へ入らず、同行者の泳力に合わせます。

半日なら到着港に近いビーチ1か所、一日でも主目的のビーチ1か所と短い立ち寄り1か所程度で十分です。全浜巡りを目標にすると、車待ちと移動が中心になり、帰りの船に余裕がなくなります。

島内の移動と海遊びで追加になる費用

船代以外に、島内の乗合車、バイクタクシー、貸切車、パラソル・チェア、食事、海上体験などの費用が加わります。島内交通の料金は距離、乗合・貸切、人数で変わり、統一された最新の公的料金表を常時確認できるとは限りません。乗る前に一人当たりか一台当たりか、片道か往復か、待機を含むかを確認してください。

予算の足場としては、2026年5月6日の現地利用報告で、ナーバーン港からサメー・ビーチまでの乗合車が片道1人40バーツと報告されています。これは公定運賃表ではなく、別区間へそのまま当てはめられません。例えばフェリー往復80バーツに同区間の乗合車往復80バーツを加えると、移動費の仮置きは1人160バーツです。実際は往路の乗車前と復路の乗車前に、行き先と1人あたりの片道運賃をそれぞれ確認してください。

追加費用 確認する内容 支払い前の注意
乗合車 行き先、一人当たり料金、出発条件 満席待ちの有無と帰りの乗り場を聞く
バイクタクシー・貸切車 片道・往復、人数、待機時間 車両番号や連絡先を控える
ビーチ設備 利用時間、席・パラソルの範囲 飲食代込みと思い込まない
シュノーケル等 所要時間、器材、保険、撮影、送迎 海況中止時の返金と安全説明を確認

レンタルバイクは、借りられることと合法的に運転できることが別です。在タイ日本国大使館の2026年版「安全の手引き」では、日本の運転免許証だけではタイで運転できず、国際運転免許証またはタイの運転免許証が必要と案内されています。さらに、バイクに対応する免許区分が必要で、日本の普通自動車免許や原付免許だけではタイのバイクを運転できません。

有効な資格、二輪運転を補償する保険、坂や狭い道での経験のどれかに不安があれば、乗合車や運転者付きの移動を選びます。ヘルメット、車体、傷、燃料、返却条件、パスポートの扱いも契約前に確認してください。

自力で回る半日〜1日と、ツアーを使う場合

自力移動は、船とビーチを自分で選べる一方、港・島内交通・帰路を自分でつなぐ必要があります。半日なら早い時間にバリハイ港へ着き、タワエン側へ直行して同じ浜で過ごす、またはナーバーン港から1か所へ移動し、午後の早い便で戻る形が単純です。

一日なら次のように余白を入れます。

時間帯 行動 先に決めること
朝 バリハイ港へ移動、運航・到着港を確認 帰りの港と第一候補便
午前 島へ渡り、主目的のビーチへ移動 帰りの乗合車乗り場
昼 食事、海況がよければ海遊び 体験の終了時刻と返金条件
午後 着替え、荷物確認、港へ移動 出航30分以上前の港到着
夕方前 余裕のある便でパタヤへ戻る 本土側のホテル移動

ツアーを選ぶときは、商品名の「ラン島ツアー」だけで比べず、出発地を確認します。バンコク市内ホテル発、パタヤ市内ホテル発、バリハイ港現地集合では、所要時間も含まれる送迎も異なります。船種、島側の到着地、昼食、島内送迎、アクティビティ、保険、タオル・ロッカー、天候中止時の返金まで並べてください。

海況で船を使う日が成立しない場合は、無理に非公式船を探さず、陸上の観光や送迎付きの別体験へ切り替えます。

島に泊まる場合に変わる準備

ラン島のホテルを選ぶときは、景色や客室だけでなく、ナーバーン港・タワエン側のどちらから送迎があるか、送迎可能時間、ビーチまでの移動、チェックアウト後の荷物預かりを確認します。独立したホテルランキングより、自分の到着港と帰りの船に合う場所かが重要です。

宿泊者は日帰りの最終便に急ぐ必要がない一方、翌日の運航変更へ備えます。帰る日の第一候補便と予備便を決め、航空便や長距離バスなど変更しにくい予定を直後へ詰めないでください。現金、通信、モバイルバッテリー、常用薬、雨具、濡れ物を分ける袋も用意します。

宿の予約前に確認したいのは次の5点です。

  • 港送迎は無料か有料か、予約が必要か
  • どの港・どの便に対応するか
  • 荒天で船が欠航した場合の変更・取消条件
  • 夜間に食事や移動手段を確保できるか
  • 大きな荷物を安全に運べるか

夕景を目的に西側のビーチへ行く場合、暗くなってからの移動方法を先に宿へ相談します。夜間に通常の旅客船があると考えず、島内で安全に戻れる手段を確保してから出かけてください。

ラン島に関するよくある質問

パタヤからラン島は日帰りできますか?

できます。朝から動き、ビーチを1か所、余裕があれば2か所までに絞ると組みやすいです。帰りは最終便ではなく一便前を第一候補にし、島側の港へ30分以上前に戻る計画にしてください。

フェリーとスピードボートはどちらがよいですか?

料金を抑え、公表時刻に合わせられるならフェリーが選びやすいです。移動時間を短くしたい場合はスピードボートも候補ですが、乗合・貸切、料金単位、到着場所、復路、保険、天候中止条件を事業者へ確認してください。

ナーバーン港とタワエン側はどちらを選べばよいですか?

タワエン・ビーチだけで過ごすならタワエン側が移動を減らしやすく、他のビーチや宿送迎へつなぐならナーバーン港が考えやすいです。帰りの便が出る港も同時に確認してください。

ラン島でレンタルバイクを借りてもよいですか?

タイで有効な免許とバイク区分、二輪運転を補償する保険、十分な運転経験がそろう場合だけ検討してください。日本の普通自動車免許や原付免許だけでは運転できません。不安があれば乗合車や運転者付き移動を選びます。

ラン島の詳細

住所Bang Lamung District, Chon Buri 20150, Thailand
地図Googleマップで見る
営業時間島に一律の営業時間はありません。日帰りは当日の船の運航時間と各サービスの営業状況を確認
公式サイトタイ国政府観光庁のラーン島案内

島への立入時間と船の運航時間は同じではありません。日帰り旅行者は船の時刻が実質的な滞在上限になります。海況、工事、イベントによる変更を前日と当日に確認してください。

まとめ|到着港と帰りの便を先に決めれば、ラン島日帰りは組みやすい

パタヤからラン島へ行くときは、バリハイ港への到着、船種、島側の到着港、ビーチ、帰りの港を順番につなげます。ナーバーン港は宿送迎や別ビーチへの移動、タワエン側は同ビーチで過ごす場合に移動を減らしやすいのが違いです。

乗合フェリーは2026年9月時点で大人・子どもとも片道1人40バーツです。一方、予約商品の一例である乗合スピードボートは往復1人270バーツから、片道15~20分と案内されています。料金単位と島側の到着港を揃えて比較してください。

フェリーの時刻・乗降場所・運休は変わり得ます。前日と当日に運航者の案内を確認し、帰りは最終便を避けます。ビーチを絞り、島内交通と追加費用を乗車・利用前に確認すれば、自力の日帰りでも動きやすくなります。送迎や海上体験まで一括で任せたい人は、発着地と取消条件を比べてツアーを選びましょう。

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この記事を書いた人

タイ渡航歴15年以上。バンコクを中心に、ホテル、グルメ、観光、街歩きなどを実際の体験をもとに紹介しています。タイに行き始めた頃は分からないことばかりでした。その経験を活かし、「初めてタイへ行く人にも分かりやすく」を大切に記事を書いています。最近はタイ語も勉強中。タイスイーツ、パックブン、バミー、タイビールが好き。

ディーサンのプロフィールを見る>>

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