日本からタイへ観光に行くときは、航空券とホテルだけでなく、パスポート、ビザまたはビザ免除の条件、TDAC(Thailand Digital Arrival Card)を出発前に確認しておく必要があります。
特にタイのビザ免除制度は見直しが進んでおり、「以前は何日まで大丈夫だった」という情報だけで判断するのは避けたいところです。TDACもビザとは別の手続きなので、両方を混同しないように準備しましょう。
この記事では、日本国籍で観光渡航する旅行者を主な対象として、出発前の確認からタイ到着後の入国審査・税関までを順番に整理します。個別の滞在資格や長期滞在、就労などは条件が異なるため、該当する場合はタイ外務省や在外公館の案内を確認してください。
出発前に確認するのは「旅券・入国資格・TDAC」の3つ
出発前は、次の順で確認すると抜けが少なくなります。
- パスポートの有効期間と状態を確認する
- 自分の国籍・渡航目的・滞在期間でビザが必要か確認する
- TDACを所定の期間内にオンライン提出する
- 帰国便または第三国行きの航空券、最初の宿泊先など、入国時に確認される可能性がある資料を用意する
- 航空会社の搭乗条件も確認する
TDACはタイ入国管理局が運用するデジタル到着カードで、ビザの代わりではありません。ビザ免除で入国する人も、原則としてTDACの対象です。
入国書類以外の通信・充電・衣類・薬などは、タイ旅行の持ち物チェックリストでまとめて確認できます。
パスポートは残存期間だけでなく状態も確認する
タイ旅行では、パスポートの残存期間を十分に確保しておくことが重要です。タイの観光案内では入国時に6か月以上の残存期間を求める案内があり、航空会社側でも搭乗時に旅券条件を確認されることがあります。
出発前に見るポイントは次のとおりです。
- 渡航日に十分な有効期間が残っているか
- 顔写真ページやICチップに大きな損傷がないか
- 氏名が航空券の予約名と一致しているか
- 必要な場合に備え、パスポートのコピーや画像を別に保管しているか
パスポートの条件は入国可否に直結するため、残存期間がぎりぎりの場合は「大丈夫だろう」と自己判断せず、在日タイ王国大使館や利用航空会社へ確認する方が安全です。
観光のビザ免除は滞在日数を出発前に再確認する
日本国籍の一般旅券で短期観光する場合、タイのビザ免除制度を利用できる枠があります。ただし、タイ政府はビザ免除制度の見直しを承認しており、従来の60日免除から新制度へ移行するための手続きが進められています。
新しい制度は、関係する内務省告示が官報に掲載され、その後に効力を持つ仕組みです。そのため、「日本人は必ず○日までビザ不要」と固定して考えず、実際の出発日に有効な制度を公式情報で確認してください。
確認先は、タイ外務省のe-Visa公式サイト、在日タイ王国大使館・総領事館、タイ入国管理局などです。観光以外の目的、長期滞在、就労、留学などは別の資格が必要になることがあります。
滞在目的と日数が変われば必要なビザも変わる
「観光で短期間」の条件から外れると、必要なビザや書類が変わります。現地で仕事をする、長期滞在する、教育機関に通うなど、目的が観光だけではない場合は、航空券を取る前に該当するビザ種別を確認しましょう。
ビザ免除とVisa on Arrivalも別制度です。日本国籍の短期観光だからといって、他国籍の旅行者と同じ条件になるとは限りません。
TDACはタイ到着日を含む3日前から提出する
TDACは、タイへ入国する非タイ国籍者がオンラインで提出するデジタル到着カードです。タイ入国管理局の公式FAQでは、到着日を含む3日前から提出でき、空路・陸路・海路のいずれでも原則対象と案内されています。
登録は無料です。公式サイトではクレジットカード情報は不要で、料金を請求する偽サイトへの注意も案内されています。
TDACは1回の入国ごとに必要です。再入国する場合は、新しい到着予定日に合わせて再度提出します。
TDACで準備しておく情報
入力を始める前に、次の情報を手元にまとめておくとスムーズです。
- パスポート情報
- フライト番号とタイ到着日
- タイでの宿泊先住所
- 渡航目的
- 健康申告に必要な情報
- 登録結果を受け取るメールアドレス
宿泊先は、最初に泊まるホテルの名称と住所を予約確認書から確認しておくと入力しやすくなります。
提出後はQRコード付きの確認データをスマートフォンに保存しておきます。印刷は必須ではありませんが、通信トラブルや端末故障に備えてPDFをオフライン保存しておくと安心です。
子ども・乳幼児もTDACが必要
タイ入国管理局の案内では、乳幼児や子どもを含む外国人旅行者もTDACの対象です。家族やグループの代表者がまとめて入力できる仕組みもあります。
家族旅行では「大人だけ登録して終わり」にせず、人数分の登録内容を確認してください。
TDACを間違えたときは修正または再提出を確認する
提出後にフライトや宿泊先が変わった場合は、TDACの更新機能を確認します。公式FAQでは、氏名、パスポート番号、国籍、生年月日など一部の重要項目は更新できず、内容によっては新しく提出し直す必要があります。
複数回提出した場合は新しい情報が扱われるため、誤った申請を放置するより、公式FAQに沿って正しい情報へ直しておく方が安全です。
乗り継ぎだけならTDACが不要なケースもある
タイの空港で国際線から国際線へ乗り継ぎ、タイの入国審査を通らない場合は、公式FAQ上TDACは不要です。一方、空港の外へ出る、荷物受取などのために入国審査を通る場合は、通常の入国扱いとなりTDACが必要です。
別切り航空券で荷物の再預けが必要な場合や、空港間移動がある場合は、入国審査を通る可能性が高くなります。乗り継ぎ条件は航空会社にも確認しておきましょう。
乗り継ぎで使う空港や、スワンナプームとドンムアンの違いは入国制度とは別に確認しましょう。
タイ到着後は入国審査・荷物受取・税関の順に進む
空港到着後の大きな流れは次のとおりです。
- 入国審査へ進む
- パスポートなど必要書類を提示する
- 預け荷物を受け取る
- 必要に応じて税関申告を行う
- 到着ロビーへ出る
入国審査では、パスポートだけでなく、TDAC情報、帰国便・第三国行き航空券、宿泊先などを確認される可能性があります。入国の最終判断は入国審査官が行います。
スワンナプーム空港を使う場合
スワンナプーム国際空港は、多くの国際線が到着する主要空港です。入国手続きそのものはタイ共通の制度ですが、到着後のSIM、両替、鉄道、タクシーなどの施設配置は空港ごとに異なります。
スワンナプーム到着後のターミナル施設や移動順は、空港個別ガイドで確認できます。

ドンムアン空港を使う場合
ドンムアン空港も国際線で利用され、LCCを中心に使われます。こちらも入国制度は共通ですが、ターミナルの位置や市内への移動手段はスワンナプームとは異なります。
ドンムアン空港を使うなら、到着・出発ターミナルと市内への移動方法を先に確認しておくと、タイ入国の準備の前後で迷いにくくなります。

空港から市内へ移動する前に確認すること
入国審査と荷物受取が終わったら、すぐに移動を始める前に次を確認します。
- スマートフォンが通信できるか
- ホテル名と住所をタイ語または地図で表示できるか
- 現金または使えるカードがあるか
- 荷物がすべてそろっているか
- 予約した送迎がある場合は集合場所を確認したか
入国・荷物受取が終わった後の市内移動は、空港ごとの鉄道・バス・タクシーを比較して選びましょう。詳しくはバンコク空港から市内への行き方で確認できます。

タイ入国でよくある質問
- TDACはいつから登録できますか?
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タイ入国管理局の公式案内では、タイ到着日を含む3日前から提出できます。早すぎる時期には登録できないため、旅行前のカレンダーに登録日を入れておくと忘れにくくなります。
- 日本人の観光旅行はビザが必要ですか?
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短期観光ではビザ免除を利用できる制度がありますが、滞在可能日数の見直しが進められています。渡航日、滞在日数、目的によって必要な手続きが変わるため、出発直前にタイ外務省・在日タイ王国大使館・e-Visa公式で確認してください。
- 子どももTDACを登録しますか?
-
はい。タイ入国管理局の公式FAQでは、乳幼児・子どもを含む非タイ国籍の旅行者が対象です。家族の代表者がまとめて入力することもできます。
入国制度は出発直前に公式情報で最終確認する
タイ入国で優先するのは、パスポート、現在のビザ・免除条件、TDACの3点です。TDACはビザとは別で、非タイ国籍の旅行者が到着日を含む3日前からオンライン提出する仕組みです。
一方、ビザ免除の滞在可能日数は制度改定の移行期にあるため、過去の記事やSNSの数字だけで判断せず、渡航日に有効な公式情報を確認してください。
入国準備が整ったら、交通・ホテル・観光を含む旅全体の確認へ進みましょう。
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